上海料理とは?

皆さんの知っている中国料理はどんな感じですか、知っている上海料理はどんな感じですか。

多分この上海出身の私とは全然違うと思います。

どんな違いがありますか?

これから具体的な区別と本番の上海料理を紹介いたします。

目次

横浜中華街

まずは日本の中国料理が溢れている場所ー横浜中華街を紹介いたします。

日本最大かつ東アジア最大の中華街で、約0.2平方キロメートルのエリア内に500店以上もの店舗があります

華僑の出身地は広東省が比較的多いが、中国各地に分散しています。

上海路、中山路、福建路など、地名を冠した路地が交差しており、各路地には、当該地の出身者が多いという。

現在は観光地として若い者たちの間では人気があります。

日本の上海料理

日本の上海料理屋さんー「状元楼」

今回紹介する日本の上海料理屋さんは日本の上海料理を代表する横浜中華街にいる日本最も古い上海料理屋「状元楼」です。

状元というのは昔中国の科挙制度でその国家的試験で一位を取る人に与えられる称号です。

とても光栄でさらに前途有望な人です。

この名前を付けるにもこの店は未来が輝くようになる希望を入れたと思います。

「状元楼」の装飾

筆者は何回も「状元楼」に中華街に行ったことがあります。

何回行っても不思議な感じがします。

店の外見はとても豪華的で高級レストランだということは分かるけど、全く上海料理屋とは思わなくなりました。

そこに入った途端、店の室内装飾と外装にも驚かされて、華麗的で眩しくて高級感があります。

どちらも金色でピカピカしていました。

「状元楼」の料理

状元楼のコースにはフカヒレの入る料理が多いが、上海の料理店はフカヒレ料理は一つもありません。

そもそも上海料理にはフカヒレが入ることが不思議なことです。

さらに状元楼のはコースの中の冷菜は盛り合わせの鴨肉とキクラゲと豆腐干です。

ほかのコースの内容物はフカヒレ入りの春巻きとフカヒレ入りの小籠包とフカヒレ入りの茶碗蒸しとフカヒレ入りのチャーハンと豚バラ肉の上海式醤油煮込みと蟹爪とエビ辛チリソース煮、あとは漬物と杏仁豆腐です。

豚バラ肉の上海式醤油煮込み
フカヒレ料理

ほぼフカヒレ入りでとろみをつける料理なので、料理の色は黄色くてとろとろに見えます。

料理は大分フカヒレの味をつけて食材の味が味わえません。

フカヒレのない料理には、豚バラ肉の上海式醤油煮込みの味は濃くなくて、甘みも足りません。

蟹爪とエビ辛チリソース煮は実に上海料理とは言えなくて、上海料理には辛いものがありません。
蟹爪とエビ辛チリソース煮

それは状元楼の位置づけに関係あると思います。

状元楼は自分を高級料理店に位置づけていて、単なる上海料理を出すとみっともないので、高級な食材を入れるようになりました。

状元楼だけではなく、中華街のほかの上海料理店にも同じ感じをします。

味の方から見ると、状元楼の上海料理は日本人向けに間違いがありません。

日本人は味が濃くて甘くて塩辛い料理に苦手だが、思い込んでいる上海料理に夢中しています。

みんな高級感を求めていて上海料理に属されてない高級食材を入れて日本特色上海料理になってしまいます。

上海の上海料理

上海の上海料理屋

上海料理は中国語では「本帮菜」と読んで、地元の料理の意味をしています。

上海本番の料理店はそんなに高級っぽくなくて、むしろ地味でダサいとも言えるのでしょう。

中華街の店との全然違う雰囲気で、上海本番の料理店にはネイティブの年寄りの方が多いが、中華街の方では若者と年寄り半半います。

上海では外来人口が多くてその人達は皆上海のは料理が好きなわけではなくて、さらに今のところ上海で人気な料理は火鍋や日本料理や洋食などです。

上海の若者にとって選択肢がいくつでもあって、上海料理は家でも食べられる味わえなので、わざわざ上海料理店へ食べに行く必要がありません。

上海の料理は「濃油赤醤」と言われて、文字通り濃い油と赤い醤油を使って料理を作るのです。

それに、味も甘くて少し塩辛いです。

上海の上海料理屋ー「和記小食」

今回は上海料理屋である「和記小食」の料理をいくつ紹介します。

上海の料理店の冷菜は色々あって、筆者は上海料理のは定番のネギ鶏と鴨肉と四喜烤麸とサラダの盛り合わせの注文をしました。

定番は豚バラ肉醤油煮込みなどです。
豚バラ肉醤油煮込

同じく豚バラ肉上海式醤油煮込みとして、二つの店を比べたら、上海料理店の方がソースが多くて色ももっと赤い、正直に言うと、肉も状元楼より柔らかいです。

さらに、上海料理では食事を取り分けて食べる習慣がなくていつもは大皿に盛られた料理をみんなで食べる大皿文化なのです。

料理の見た目から見ると、上海料理は主にはこの前に言ったように「濃油赤醤」で状元楼の上海料理はほぼ赤い醤油が使っていません。

食材から見ると、状元楼の料理は大体フカヒレ入り料理だが、本当の上海料理はフカヒレ一切使わないのです。

上海料理は元々家庭料理なので、そんなに高級な食材などを使わなくて、もちろん、高級な料理にもなれません。

上海の上海料理

両方も自分の良さがあると思います。

日本人にとって必ず「状元楼」の方が口に合っていると思います。

しかし、これはあくまでも日本人が思った上海料理なので、本物の上海料理ではありません。

私自身もぜひ日本人の方々にも本番の上海料理を知って欲しいです。

もしくは一度食べてみませんか。

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